こんにちは。ラオスから一旦バンコクに戻り一泊。すぐ3ヶ国目のミャンマーに突入です。
目次
基本情報
正式国名 | ミャンマー連邦共和国 |
首都 | ネピドー |
最大都市 | ヤンゴン |
公用語 | ビルマ語 |
面積 | 676,578km (40位) |
(日本の約1.8倍) | |
人口 | 51,419,420人 (25位) |
(日本の約41%) | |
宗教 | 仏教 |
通貨 | チャット Kyat(1チャット=約0.07円) |
1人あたりGDP | US$6,265 |
(日本の約14%) | |
日本との時差 | ー2.5時間 |
電圧・周波数 | 220~240V 50Hz |
コンセント形状 | B型(宿ではアダプターはほぼ不要) |
(出典: | (ウィキペディア、地球の歩き方より抜粋) |
英語通じる? | ☆☆☆★★ |
期間・ルート・費用
2019年7月4日~2019年7月12日 9日間
バンコク(LCC エアアジア)→ミャンマー入国・ヤンゴン → (夜行バス)→マンダレー → (ミニバス)→バガン → (夜行バス) → ヤンゴン→(バス) → ゴールデンロック → (バス) → ミャンマー出国、タイ・メーソート
総費用42,614円、内訳は以下の通り
- 食費 7,075円
- 宿泊費 8,096円
- 都市間移動費 15,211円
- 都市内交通費 4,851円
- 観光費用 6,029円
- その他雑費 1,352円
現地通貨の調達
ヤンゴン空港のATMでキャッシング
180,000MMK(請求13,143円、手数料込み) ⇒ 1MMK=0.073円
クレジット決済もほぼ同レート(0.073~0.075円)
旅行記
バンコクからヤンゴンへフライト
バンコクからヤンゴンへはLCCのエアアジアで移動します。スカイスキャナー経由でブッキングして日本円で7,258円、まぁまぁ安いですね。エアアジアはドンムアン空港利用です。スワンナプーム空港の方が新しく、遠いけどアクセスはいいですね。ドンムアン空港は現状はMRT+バスやタクシーでのアクセスですが鉄道を整備しているようなので数年すればアクセスはよくなりそうです。
ドンムアン空港ではプライオリティパスでラウンジを2件ハシゴしました。1件目はチェックインする前、国内線のターミナルにありますが国際線のターミナルと隣接しているので歩いて5分くらいで移動できます。ここはコワーキングスペースとうたっていてチケットがなくてもプライオリティパスだけで利用できるし到着時も利用できるのはすごいです、有難い!
チェックインしてセキュリティ通過後にもラウンジは数ヶ所ありますが、特にお勧めなのはThe Coral Executive Loungeらしいですが、確かに素晴らしかった!ドンムアン空港は現在はLCC用ということもあって全体的に古い上にメンテナンスに金をかけてない感じなのでラウンジの豪華さが際立っています(笑)
ヤンゴン
今回の旅は一人旅ですが友人のりょう君がタイ・ミャンマーと小旅行ということで2日だけ同行しました。ゲートで合流、なんだか嬉しいです。あっという間にヤンゴン空港に到着、ATMでキャッシングして現地通貨を入手、SIMも入手して準備万端。
まずはりょう君のホテルに夕方チェックイン、荷物を置かせてもらって有名なシュエダゴンパゴダへ。昼間の青空バックもいいですがライトアップも見事でした。しかしこの後スコールで大変でした…そのあとも自分のゲストハウスがなかなか見つからずなかなかバタバタな初日でした。
ミャンマーは1泊のみ、 2日目はさっくりと市内観光。イギリス統治時代の建物とか観光スポットもありますが、ひたすら人と車が多くて、渋滞とクラクションと歩道の穴とあちこち走り回っている大きなネズミに参りました。
自分は苦手で1泊で十分でしたが、一昔前のバンコクとかベトナムとかごちゃごちゃした東南アジアが好きな人には楽しそうです。
夕方にゲストハウスで荷物をピックアップして夜行バスに乗るために長距離バスターミナルへ。中心部からバスターミナルへはシャトルバスで格安で行けるので便利です…と言いたいところだけど18㎞を1時間半かかりました。とにかく渋滞がひどくて3時間で余裕を見たつもりがかなり焦りました。
到着したバスターミナルは日本人が想像するターミナルではなく広大は駐車場にバス会社がそれぞれ事務所を構えているのでGoogleマップで事前に調べておいた方がよいです。でないと結構歩きます。同じバス会社でも通常クラスとVIPクラスで別だったり、ミャンマーあるあるですね。
謎の首都ネピドー、行けず…
ミャンマーの首都を知っていますか?最大都市のヤンゴンと思っている方も多いのですが、2006年からヤンゴンからネピドーに遷都しています。首都が人工都市というのは意外と珍しくはなく、オーストラリアのキャンベラとかブラジルのブラジリアとか、地理マニアにはネタとなっています。ミャンマーの場合は沿岸部のヤンゴンより防衛を重視して内陸にしたとか、占いによって選ばれたとか理由は明らかにされていないそうです。それもまた日本人からするとカルチャーギャップです。
地理マニアとしては訪れたかったのですが、バックパッカー向けの安宿がないとかレンタカー以外の移動手段がないとか現状は観光向けではないこととバスのスケジュールが上手く組めないために諦めました。ヤンゴンでは身動き取れないほどの渋滞なのにこちらでは車が全く走っていない20車線!道路があるとか、軍事博物館が同じ敷地内で 陸海空それぞれ 車でないと移動できない位に離れて建っているとか、キワモノ好きには興味深々だったんですけど。興味のある方はぜひ行ってみて下さいね。
マンダレー
2泊した第二の都市マンダレーはかつての首都であり、見所も多くてその範囲も広い古都。街中は碁盤の目で分かりやすく観光客も多くてヤンゴンほどではないけど人も車も多くて…いわば京都みたいな町でした。
観光スポットは散らばっていていたので離れたサガイン、インワはレンタバイクで行きました。
市内
宿で借りたレンタサイクルで回りました。効率よく回れば半日くらいかな。寺院の閉館時間が早くて見学出来ないところがありましたのでルートと時間は事前にチェックした方が効率よく回れます。
メインのスポットの一つ、マンダレーヒル。夕日の絶景ポイントです。ツアーやタクシーが一般的ですが、ふもとまで自転車で行きひたすら階段を上りました。日没後ゆっくりしてから結構暗くなってしまったので時間は要注意です(笑)
ミングォン
市街地からエーヤワディー川向こう、北西に位置していて船でアクセスします。一日1便、午前のみでした。
サガイン
サガイン、インワは市街地から南西方面なのでセットで回るパターンが多いようです。行き方はツアーやタクシー・トゥクトゥクのチャーター、私はバイクのガイドツアーを頼んだつもりがガイドなしの単なるレンタバイクになりましたが自分のペースで回れたので結果オーライです。
インワ
かつて王都があったそうですが現在は遺跡が点在するとても静かな集落の趣きです。個人的にはわびさびを感じたり、ホッと出来たのでオススメしたいです。
ウーベイン橋
市街地に戻る途中に寄った世界最長の木造橋。有名な観光スポットであり観光客で混雑していました。夕焼けの映えスポットでもありますが一面の雲で残念。やはり乾季がベストですね。
バガン
マンダレーからバガンへは大型バスもありますがピックアップ付きということで宿でOKバスというミニバスで移動しました。香港から来たカップルと仲良くなりあれこれ雑談しつつ途中何度か休憩しながら半日ほどでバガンへ到着。
バガンは道中で出会う旅人すべてが絶賛していたし、自分でもかなり期待してました。でも予想以上にはまりました。さすがの世界三大仏教遺跡。見ごたえありますが、主要スポットはそれなりに観光客も物売りも多くて、いかにもな感じ。
バガンはかねてから世界遺産登録を目指していたらしく、なんと滞在中に登録が決定しました。でも現地では全くニュースにならず後から知りました。日本なら大騒ぎだろうに、全く反応が違うもんですね。
メインストリートを外れてフカフカの砂の道を静かなEバイク(電動スクーター)で風や鳥の鳴き声を聞きながら走っている。すると思いがけない景色に出会える。Google Map頼りだけどそれにすら載ってない名もなき遺跡群を見かけるとつい寄って見たくなる、そんな繰り返しは以前友人から聞いていた通りまさにドラクエの世界。あの音楽が脳内再生♪ひたすらリピートです。
一方で町のメインストリートをちょっと外れるだけで生活感あふれどこか懐かしさを感じる風景に出会えて癒されます。ここでも雄大なサンセットには出会えなかったけど、そのためにまた訪れたくなる。そんな町でした。
宿泊していたゲストハウスでは隣接する同系列のホテルのプールが利用出来てつかの間ちょっとリッチな気分で砂ぼこりも落としてさっぱり。 夜行バスでヤンゴン→ゴールデンロックと移動だったのでラッキーでした。
ゴールデンロック
翌朝ヤンゴンのバスターミナルに到着、そのままゴールデンロックに向かうためふもとの町キンプンへのバスを探します。到着時間が分からないので事前に予約せず当日手配でしたが数社あり問題なく買えました。
ホテルにチャックインして向かうは写真一枚の破壊力が抜群なゴールデンロック!…のはずだったんですが、あいにくの空模様。真っ白です。雨季…
道中で知り合った日本人男性と一緒に何とか粘ってつかの間の晴れ間にそれっぽい写真を取りました。
復路はどしゃ降りのゲリラ豪雨のなかを乗り合いトラックでひたすら下る絶叫アトラクションとなりました…
陸路でタイへ、国境の町ミャワディーへ
タイ・バンコクへは途中の街に寄りつつ陸路で戻ることにしました。そのためキンプンの町でバス会社のオフィス(といっても食堂の一部)でチケットを買いました。ちゃんとバス会社の用紙だったんですけど、翌日ピックアップされ乗り換えまちしていると「お前のバス来たぞ」と言われたのが…これ!
ミャンマーではこれをバスと呼ぶのか!いやいやいや、と言いたいけどどうしようもなく。しかも後部座席に4人ぎゅうぎゅう詰め。私は助手席にしてもらえました。おそらく他の客より高く払ってるだろうしね。当然バスのように冷房とかないし、乗り心地は良くない。前日知り合った男性のバスも故障して立ち往生したらしく、そんなのもミャンマーらしいか。
ようやく国境、ミャワディー到着。歩いて出国手続き、タイへ再入国です。窓口で手続きするけどゲートなどないので現地人は素通りしてそう。今回の世界一周したなかではユルさトップクラスでした(笑)
感想
ミャンマーというとかつての軍事政権のイメージが付きまとっていたりしてあまりイメージはよくなかったけど実際は全く違いました。ヤンゴンの渋滞のひどさや道路、ゴールデンロックのアクセスなどインフラの整備は追いついていないので正に過渡期の印象でアジアらしいカオス感が味わえるのも今のうちかもしれないです。一方地方はのどかでバガンの雰囲気は再訪したいリストの上位です。
この後はタイ側の国境の町メーソート→スコータイ→バンコクと続きます。
コメントを残す